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【読書】「稲盛和夫のガキの自叙伝」を読んだ

私の履歴書、稲盛和夫氏の話です。

 

度重なる挫折にもめげず、人一倍の情熱と強い信念を持って京セラを世界的企業に育てた硬骨の経営者、稲盛和夫の自伝。「経営は利他の心で」「心を高める経営」という独特な哲学、そして忘れがたき数々のエピソードを熱く語る。

 

ご存じのとおり、京セラやKDDIの創業者です。倒産したJALを再生したことでも有名です。

決して恵まれた環境で育って、仕事してきた人ではありません。
幼少期は貧乏、病弱、進学でも挫折。はじめの就職先の会社は潰れかけの会社でした。
そういった逆境を努力と才能、幸運で苦境を乗り越えた成功者です。

 

私は、稲盛氏には宗教のようなものを感じます。

アメーバ経営での一説です。
・立派な業績をあげても、すぐに賞与に反映される仕組みでない。
・与えられるのは名誉と誇り。
・みんなのために貢献したという満足感と、仲間からの感謝や賞賛が人間が得られる最高の報酬。

とありますが、うがった見方をすると、給与や賞与で報いず、
お金以外の報酬で、社員を統率していたというのであれば、ある意味、上手い搾取のやり方のようにも見えます。

先日読んだ松下幸之助の小説でも、天理教の施設を訪問したときに、
信者の熱心さ真剣さに感心した話がありました。
名経営者は宗教を組織作りの仕組みに取り入れていたのかもしれません。


極端なことを書きましたが、お金など外的な条件だけで人は動きません。
お金以外のもので社員の最大限のモチベーションを引き出すことができる。
それが名経営者の条件なのでしょう。

 

稲盛和夫のガキの自叙伝

稲盛和夫のガキの自叙伝

  • 作者:稲盛 和夫
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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