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【読書】「絶対悲観主義 楠木建」を読んだ

楠木建氏の本は、毎回楽しみにしているが、本書も面白かったです。

 

〇絶対悲観主義

絶対悲観主義とは何か。以下が引用です。

仕事である以上、絶対に自分の思い通りにはならないと僕は割り切っています。「世の中は甘くない」「物事は自分に都合のいいようにはならない」、もっと言えば「うまくいくことなんてひとつもない」ーこれが絶対悲観主義です。

自分に都合よく考えない。「何とかなる」では何ともならない。だからこそ、精進を重ねようという気持ちにもなります。それでも、成功を期待しない。だから、気楽に取り組める。失敗しても、いちいちダメージを受けない。自然と次に動き出せる。紆余曲折を経た挙句、振り返ってみたときに、自分なりの確かな道ができている。それが絶対悲観主義です。

 

自分の場合、仕事で上手くいくだろうと考えているときに、メンバーがミスしたり問題をあげてきたりすると、期待が裏切られたと感じて腹が立つことがあります。

そもそも期待しないほうが、冷静に話が聞けるかもと思いました。

 

また、本当に仕事で追い込まれたときに最悪を想定して諦めることにより、心が冷静になり、次にできることを考えていく・・というステップをとることがあります。

普段から諦めの境地で仕事したほうが、もっと結果がでるかも、と思いました。

 

〇幸福 微分派と積分派

こちら幸福に関する引用です。

人は幸福に対する構えで微分派と積分派に分かれます。

例えば昇進したとか、自分の評価が上がったとか、直前と現在の変化も大きさに幸せを感じるタイプが微分派。

一方も積分派は、これまでに経験した大小の幸せを過去から累積した総量に幸せを感じます。

 

楠木氏は積分派とのことですが、この考え方は、ハッとさせられました。最近、母が亡くなったのですが、昔のアルバムを見て、幸せな気持ちになりました。

両親に自分が大事にされていたことを感じ、自分も娘を大事にしようと改めて思いました。

 

楠木氏は中学校の頃から日記をルーティンでつけているそうです。自分もマネして毎日日記をつけたいです。

 

〇ブランド

こちらブランドに関する引用です。

ブランドというのは、振り返ったときにそこにあるものだというのが僕の考えです。毎日の商売の積み重ねで段々と信用が形成され、気がついてみるとその総体がブランドになっている。

ブランドほど強力な資産はありません。お客さんが選んでくれる。より高いお金を払ってくれる。商売が著しく楽になります。まことにありがたい話です。

 

仕事で一番大切なのが信用なのは、その通りだと思います。これも思い出と同じく積み重ねていくことが大事だとのことです。

これもハッとさせられました。継続してビジネスを拡大していくために、何か新しい技術が必要では?もっと斬新なソリューションがないか?新しい顧客を狙いに行くか?

など、いろんなことを考えるのですが、信用が一番の財産というのは改めてその通りかと。

もう一度原点に返って自分の仕事を見直そうと考えました。