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【読書:要約】「中国人のお金の使い方 彼らはどれほどお金持ちになったのか」を読んだ

お隣の国、中国に関する本です。

都市部住民の持ち家は平均1.5軒、北京市の平均世帯資産は約1.3億円だそうです。

タイトルのとおり、なぜ彼らは金持ちになったのか、わかる本です。

 

●中国人がお金持ちになった理由

やはり不動産が大きいとのことです。

中国人の考え方として、不動産は「投資」の対象、財テクの「道具」、人生のステップアップに欠かせない「踏み台」だそうです。

 

以前から、私の周りにいる日本にいる中国の方を見て、日本人よりも不動産購入の意欲が強いと感じてました。

日本人が「預金」大好きなところと対象的ですね。

また、日本の不動産は中国人から見て「安い」という話も聞いたことがあります。

 

日本人にとって、家は終の棲家のような意味合いがありますが、中国人は投資としての意識が強いようです。

みんなが不動産を絶対上がるものを前提と考えているのは、日本のバブル期と同じでしょうか。
やはり、不動産価格は、どこかで限界が来てバブルが弾けるような気がします。。

 

●老親の介護、年金

介護制度が日本ほど整っていなく、子供も一人っ子政策で1人ということで、不安を覚える人も多いそうです。

 

日本では「子供に迷惑をかけたくない」と思っている親が多いように感じますが、

中国では「親子なのだから助け合うのが当たり前」といった意識はまだ根強いようです。

人口も多く、年金制度も日本ほど整っていないだけに、将来、大問題になっていく気がします。

 

●若者の意識

1995年以降に生まれた世代をz世代と言ってますが、それまでの世代と決定的に違うのは、生まれたときからインターネットがある「デジタルネイティブ」そして「SNSネイティブ」だとのことです。

 

先日、高齢の叔母と会ったのですが、スマホやLINEを使いこなしていて感心しました。

コンピュータやスマホは、今後生きていく上でのリテラシーの1つかもしれません。

そういったことが生まれながらついている世代でしょうか。

 

この世代は、中身を見ないで購入する購買行動(つまり用心深くない)や、他人を信用することに不安がない、といった古い中国人に見られない特性が見られるようです。
世代によって意識の変化が見られるのは、日本も中国も同じでしょうか。

 

何年か前の中国とは違うと見たほうがよいことが、この本にも書かれてます。
最新の中国の現状がわかる本としておススメです!

 

 

 

同じ作者の本に関する記事です。

 

minmin2020.hatenablog.com

 

こちらの記事で紹介の本も、現在の中国が図解でわかりやすいです。おススメです。

 

minmin2020.hatenablog.com