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【仕事】IT/システム開発業界 ~仕事の難しさ

IT/システム開発業界に興味がある方が増えている気がしてますが、

この仕事に対して、どういった印象を持ってますでしょうか?

 

やりがいのある仕事でありますが、楽な仕事ではないです。

IT/システム開発の仕事ですが、ITベンダーやシステムインテグレーターと、事業会社のシステム開発部門の仕事に分かれ、求められるスキルは違います。

 

まず、事業会社のシステム開発部門ですが、内製に力を入れている会社もあるようですが、どちらかというとベンダー管理や社内調整が主な役割になることが多いかもしれません。

 

一方、ITベンダーやシステムインテグレーターは、案件として受託開発を行いますので、プロジェクトリーダーや開発担当、基盤担当、ソリューション営業など、多種多様です。仕事はどちらが大変かと言うと、ITベンダーやシステムインテグレーターのほうです。

 

システム開発がブラック?と言われる所以は、システムの見積が難しい点です。

形の見えにくいものを作るので、そもそも見積も難しいし、品質・予算を守った上でシステム開発することは難度が高いです。

ユーザーがRFPで漏れなく、ほしいシステムを表現できるかと言うと、そう簡単ではありません。

要件定義や設計を進めて、具体的に何を求められているかわかりますし、顧客のスキルに左右される面もあり、曖昧性の塊と言っても過言でありません。

その上、案件をとる際、他のベンダーとのコンペになるので、どうしても価格を抑えるために見積工数を絞ったり、低いクラスのメンバーで体制を組みすぎたりします。

 

プロジェクトが炎上するかどうかの命運は初期段階で決まってたりします。

過少見積や体制の弱さ、要件定義や基本設計の内容がゆるい、といった点です。

世の中、後ろの工程で追い込まれたら頑張る人が多い気がしますが、

鉄則はそうではなく上流工程でしっかり考え込まれた要件定義・基本設計ができているかが非常に大事です。後で上流工程の問題を取り返すのは大変だったりします。

後ろで頑張るのでなく、先に頑張るが自分の中での原則です。

プロジェクトXのように、途中炎上したり大変なことがあったけど、

土日返上で頑張って、なんとか本番稼働に間に合わせた、という話を時々聞きますが、

個人的には割りと冷めた目で見ます。

やはり、何か問題が起こらないように先手先手で対処していくのがプロジェクト管理だと思います。根性論でなんとかなるうちは最後なんとかなってよかったね、でいいですが、少なくともプロジェクトリーダーは反省したほうがいい話のような気がします。

 

上流工程でリードする役割のメンバーは、非常に高度なスキルが求められます。

顧客の業務を理解する力、ソリューションを考える力、顧客にわかりやすく伝えるコミュニケーション力、顧客との交渉力、課題を多方面の視点から検討する力などです。

プロジェクトリーダーは重要です。計画の立案能力、顧客との交渉力、社内で人を調達する政治力、戦略性、人を適材適所に使う力など必要でしょうか。

 

要するに、高度な仕事の割に、どこの会社も仕事がほしいので、

無理して案件をとる傾向があり、そうなった場合、プロジェクトが上手く進まなかったり、参加しているメンバーの負担が大きくなったりする構造的な問題があるような気がします。

この仕事をしている限り、多少、炎上ぎみのプロジェクトは何回かは経験するでしょう。

そんな仕事も負荷が高いのに、必要なスキルは多種多様で自己研鑽でスキルを伸ばそう、と言われても時間がない、という人も多いです。

 

少しネガティブなことばかりを書きましたが、

次回、続きとしてポジティブなことを書きたいです。