USJの元マーケティング責任者が書いたマーケティングの本。著者のマーケティングの考えや、USJをどう立て直したかが記載されている。
おススメ度:★★★★
どんな人におススメ?:マーケティングを勉強したい人 / マーケット感覚を持ち、売る力をつけたい人
USJ立て直しに関して、「映画のパークにこだわってディズニーと差別化する」ことは、ビジネスドライバーではないし、そこにこだわっても努力は報われないと考えたとのこと。
ハリウッド映画が好きな消費者より、小さな子ども連れファミリーをターゲットに変え、消費者視点という価値観と仕組みをUSJに入れて変えた。
また戦略思考がマーケターに大切なスキルで、戦略とは持っている資源を何に集中するのか選ぶこと。ハリーポッターに資金を集中投下し、予算をかけずにお金を使わずハロウィンなど工夫して集客する方法を考えて、結果を出してきたことが書かれている。
戦略的に売っていくことは、現在の日本企業が弱い部分なのかもしれません。
マーケティングとは、消費者視点に立ち戦略的に考え、(楽して)結果を出すにはどうすればいいか考えることで、ビジネスを成功させるにはそういう思考のクセが大事なんだろう、と改めて思いました。
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